イソトロイン10mg(イソトレチノイン)

イソトロイン10mg(イソトレチノイン)

ニキビ治療薬一覧

イソトロイン お薬コラム(通販 もえ薬局)

有効成分「イソトロイン」は、どんな治療も効果がないほど重症のニキビに対し高い効果を発揮する事が報告されている内服薬です。市販のにきびクリームでは治らない、いわゆる「大人のにきび」のための治療薬です。本製品はジェネリック(後発医薬品)ですが、同一成分のアキュテインには、85%もの重症ニキビ患者に有効性を発揮した治療データがあり、抗生物質を使わずニキビを治療することのできる薬として重宝されています。 イソトロインはアキュテインのジェネリック医薬品です。 イソトロイン(成分名:イソトレチノイン)はビタミンA誘導体で、皮脂の分泌を強力に抑えることで、重症ニキビ・紫ニキビを改善します。 アメリカのガイドラインでは重症ニキビ・紫ニキビにもっとも効く薬として位置づけられています。 商品詳細・効果 ニキビは大きく分けて、以下の5つの段階・重症度に分けることができます。 ・白ニキビ: 角栓によって塞がった毛穴の内部に皮脂が溜まりつつある状態です。一般にはコメドと呼ばれ、肉眼でニキビ発生が確認することができます。 ・黒ニキビ: 毛穴内部に溜まった皮脂が表皮から顔をのぞかせ、空気中の酸素によって黒く酸化された状態をいいます。 ・赤ニキビ: 炎症を起こして赤くなった状態をいいます。 ・黄色ニキビ: 炎症が悪化して膿んで黄色くなっている状態をいいます。 ・紫ニキビ: 炎症が極限まで悪化し、毛穴の中に膿と血が溜まって腫れあがっている状態をいいます。 イソトロインは、この中で最も重症度の高い紫ニキビに有効なお薬です。 イソトロインに含まれる有効成分・イソトレチノインは、ビタミンA誘導体であり、皮脂腺を小さくして過剰な皮脂の分泌を抑制する効果や、ニキビの原因となるアクネ菌に対する抗菌作用があるため、重症・難治性のニキビに対して高い効果がみられます。 一方で、上記の効果の反面、イソトロインは強く乾燥を誘発するので、治療中は美肌から遠のいてしまうことが多いです。 ニキビの治療は抗菌薬によるものがほとんどです。ですが長期間の服用は耐性菌の発生につながる可能性があり、継続した治療を進めていく上で充分な注意を払う必要がありました。しかし、イソトレチノインの登場により、抗菌薬の不利な点を気にせず治療に専念できるようになりました。 イソトロインは高い効果が期待される反面、使用の際には副作用に対する理解、併用してはならない薬(ビタミンA、抗生物質(テトラサイクリン))、服用をしてはならない方といった服用時の注意点を利用者がきちんと理解をする必要があります。 他のニキビ治療が全然効かない場合にイソトロインを内服しましょう。 使用方法 症状により使用方法が異なるので注意しましょう。 1日あたり、体重×0.5-1mg体重50kgの場合 1日2錠-5錠を水またはぬるま湯と一緒に服用して下さい。 効果が得られない場合は、1日最大、体重×2mgまで服用可能です。 ◆5-20週間(約3-5ヶ月間)継続して服用することで、治療終了後にはニキビのできにくい肌へと改善していきます。 ◆ある研究で、次の3つの用量に分けて0.1mg、0.5mg、1mg×体重で治療を行った結果、どの用量においても明瞭なニキビの改善がみられましたことが分かっています。しかし、服用量が少ないほど、再治療が必要なことも分かっています。 ◆治療中は、ニキビの状態やお薬による副作用の発現等を十分にみた上で服用量を調節することが重要です。 ◆骨格が完全に成長しきっていない方の、初期治療終了後から治療再開開始までの休薬期間の至適な間隔は確立されていません。 ◆長期的に内服することは、例え低容量でも実績がなく、推奨していません。(イソトロインの長期内服で、骨量減少や骨過形成等の副作用が報告されています) イソトロインは、日本では未承認医薬品であり、数量に関係なく、医師の処方せんまたは指示書に基づき必要な手続きを行わない限り、個人輸入することはできません。また、必ず医師の指示に従って服用してください。 ✳︎服用期間中とその前後1ヶ月間に性行為をする場合は、必ず避妊を行ってください。 ✳︎服用期間中とその後1ヶ月間は妊娠、授乳、献血をしないでください。 ✳︎妊娠女性への輸血により、胎児にイソトロインの影響(胎児の奇形、流産、死産、早産)が生じるおそれがあります。もし妊娠した場合は、すぐに服用を中止し医師に相談してください。 ✳イソトレチノインを、他の人と共用しないでください。 副作用 起こりやすい副作用として、骨痛・関節痛、発赤、痒み、下痢、悪心・嘔吐、うつ、などが挙げられます。 起こる頻度としては少ないものの、起こる可能性のある副作用として、腹痛、視覚変化等が挙げられます。 治療中な上記のような症状が現れた場合は、すぐにかかりつけの医師・薬剤師に相談、診てもらうようにしましょう。 その他、重大な精神症状(うつ、自殺など)、肝炎、膵炎、潰瘍性大腸炎などの腸の炎症性疾患などがあります。 また、女性が服用する場合、胎児の奇形、流産、死産、早産が報告されているので、妊娠している・妊娠する予定である又は妊娠する可能性のある場合は決して服用しないで下さい。 使用・併用禁忌 テトラサイクリン系抗生物質とイソトロイン・ビタミンA を併用すると頭蓋内圧亢進・頭蓋内高血圧(強い頭痛)を起こす危険性があります。 いくつかのケースでは、永久に視力喪失をまねく可能性があることが分かっています。ほかの薬を服用中の方、また過去に服用していた方もイソトロインの使用を開始する前に医師・薬剤師に相談するようにしましょう。 ニキビ以外の治療目的で医療機関を受診する場合は、イソトロインを服用していることを医師・薬剤師に伝えましょう。