アルベンダゾール200mg

エキノコックス症(包虫症)の治療に用いるお薬です。 有効成分として最近抗がん作用があると報告されているアルベンダゾールを配合しており、それを目的にも服用されています。

ご参考

アルベンダゾール200mgはエキノコックス症(包虫症)の治療に用いるお薬です。 日本でも承認・販売されているエスカゾール錠200mgのジェネリック医薬品として製造・販売されています。

エキノコックス症(包虫症)は、おもに北海道でみられる病気です。エキノコックスは寄生虫の1つであり、この成虫(包条虫)はおもにキツネに寄生し、キツネの糞便に卵を植え付けます。

エキノコックスはキツネの糞に汚染された飲食物、たとえば山菜や沢水を口にしてしまうことによってヒトに感染することがあります。口から入ったエキノコックスの卵は、腸で幼虫(包虫)となり、肝臓で増殖を続けます(ヒトのなかでは成虫にならず、幼虫のまま増え続けます)。 

そして、数年から10数年後に重い肝障害を引き起こしてしまいます。

アルベンダゾール200mgは、そのようなエキノコックス症の治療に有効です。服用することで包虫の体内代謝を阻害して、包虫の増殖を抑えることができます。

また、このお薬は悪性腫瘍(癌:ガン)の治療のためにも効果があるのではないかという報告があり、癌に悩んでいる方にも使用されています。

有効成分として最近抗がん作用があると報告されているアルベンダゾールが配合されており、その抗がん作用を目的に多くの方に服用されています。

アルベンダゾール200mgの服用方法

  • 通常、成人は1回1錠(主成分として200mg)を1日3回食事と共に、28日間連続して服用し、その後14日間休薬します。
  • なお、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 服用しづらい場合は噛み砕いて飲んでもかまいません。
  • 飲み忘れた場合は食後あまり時間がたっていなければ気が付いた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。
  • ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。
  • 絶対に、2回分を一度にのんではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。