グルコバイ(Glucobay)100mg

Bayer(バイエル)社のグルコバイは糖尿病治療薬です。日本国内で承認されているグルコバイ錠と同一有効成分・アカルボースを含有しています。

グルコバイは、糖質の消化・吸収を遅くすることにより食後の急激な血糖の上昇を抑える薬です。

グルコバイの有効成分であるアカルボースは、小腸粘膜に存在する糖質(でんぷん、麦芽糖、砂糖など)を分解する消化酵素であるα-グルコシダーゼの働きを抑えることで、糖質の消化・吸収を遅らせ食後の急激な血糖の上昇を抑制します。また、アカルボースには、αグルコシダーゼ阻害作用に加え、膵液および唾液のα-アミラーゼという酵素の活性を抑える作用もあります。

ご参考:通販 もえ薬局

アカルボースは、食後の過血糖を改善することにより、HbA1cも改善する薬剤です。

糖尿病の食後過血糖の改善(ただし、食事療法・運動療法によっても十分な血糖コントロールが得られない場合、又は食事療法・運動療法に加えて経口血糖降下薬若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な血糖コントロールが得られない場合に限る)

グルコバイ(Glucobay)50mg
アカルボースとして、成人では通常1回100mg(2錠)を1日3回、食直前に経口投与する。ただし、1回50mg(1錠)より投与を開始し、忍容性を確認したうえ1回100mg(2錠)へ増量することもできる。
なお、年齢、症状に応じ適宜増減する。

グルコバイ(Glucobay)100mg
アカルボースとして、成人では通常1回100mg(1錠)を1日3回、食直前に経口投与する。ただし、1回50mg(0.5錠)より投与を開始し、忍容性を確認したうえ1回100mg(1錠)へ増量することもできる。
なお、年齢、症状に応じ適宜増減する。

グルコバイの注意事項は以下の通りです。

本剤は25℃以下の室温で保管してください。

食直前に飲み忘れたときには食事中に服用してください。ただし、食後または空腹時には服用しないでください。
※2回分を一度に服用しないこと。

肝臓、腎臓、甲状腺疾患などがある場合は、事前に医師へご相談ください。
本剤の服用中も必ず食事療法、運動療法による治療を守ってください。
本剤は食事の直前に服用してください。本剤がきちんと働くためには食物と薬が一緒に消化管の中にあることが必要です。食事と薬を服用する時間が大きくずれると効果は少なくなります。
ほかの糖尿病治療薬と一緒に服用する場合、低血糖症状を起こすことがあります。
低血糖症状が起こった際は、必ずブドウ糖(10~15g)を摂るようにしてください。
血糖値を定期的に検査してください。
全身がだるい、皮膚や白目が黄色くなる、嘔吐や強い吐き気があるなどの症状が現れた場合は、速やかに医師の診察をお受けください。
放屁の増加やお腹が張ったりすることがありますが、一般には時間の経過とともに症状が消えることが多いです。ただし、症状がひどくなる場合には、医師へその旨をご相談ください。
本剤の服用中にL-アラビノース、グアバ茶ポリフェノール、トウチエキスは、なるべく摂らないようにしてください。

副作用

消化器症状(腹が張る、ガスがたまっておならが出る、おならが増える、下痢、便秘、腹痛)
肝機能異常(吐き気、嘔吐、皮膚が黄色くなる、白目が黄色くなる、尿が黄色い、かゆみ、身体がだるい、食欲不振)

成分

グルコバイ(Glucobay)50mg
Each Tablet Contains: Acarbose 50mg
アカルボース 50mg/錠

グルコバイ(Glucobay)100mg
Acarbose 100mg
アカルボース 100mg

日本名

アカルボース(ファイザー、日本ジェネリック、陽進堂、日新製薬、沢井製薬、日医工、辰巳化学、)、グルコバイ(富士フイルムファーマ)